よくある Web ビジネス10の課題-お客様の悩みをWebコンシェルジュがこっそり教えます
【執筆者】 Webコンシェルジュ 杉山雅春(初出:2010年1月7日)
明けましておめでとうございます。株式会社デジタルフォレストの Web コンシェルジュ、杉山です。今年もどうぞよろしくお願い致します。
さて、今回は普段お客様からご相談頂く機会の多い代表的な10個の悩みに対して簡単な解決方法をご紹介いたします。いずれもサラリとしたご案内に留めておりますが、少しでも日頃の悩みが解消されることに繋がりましたら幸いです。
1.コンバージョンを増やすため、まず何をすれば良いのか分かりません
まずは「何がコンバージョンに貢献しているのか」を分析してみましょう。例えば「どこのサイト、広告からの訪問が」「どんな検索ワードでの進入が」「どのページを見たユーザーが」コンバージョンに結び付きやすいのかを把握することが出来れば、改善施策の検討が見えてきます。また、フォームなどコンバージョンに直結するページ群での離脱抑止も考える必要があります。
2.適切なレポート項目や分量が分かりません
レポートは数値変化を視覚化し、その変化に応じて改善施策を検討出来るものであることが重要です。分量の多いレポート、数値の増減の理由が見えないレポートではなく、アクションや Web サイトの目的達成に関わるものを心掛けて作成してみましょう。
3.どこへどれだけ広告を打てば効果がでるのか分かりません
広告媒体側の報告数値だけでは正しい効果も測り辛く、他の広告と比較しなければ広告費の最適化も出来ません。広告経由の進入、広告経由のコンバージョンを比率で確認し、それぞれが費用対効果に見合っているかを確認しましょう。また広告によっては直帰率の芳しくないものもあります。
例えばリスティング広告ではワード単位で直帰率やコンバージョン状況を把握し、各ワードにかける費用、飛び先ページなどを調整する必要があります。広告出稿の最適化のためには、まず無駄な広告の洗い出しと出稿調整をすること。そして成功している広告への予算を強化、または成功要素の横展開が重要です。
4.Web サイトのデータを見ても良し悪しの判断が出来ません
最も手軽に数値の良し悪しを判断するには他社数値や過去データと比較するのが一般的です。もし初めて分析される状況であれば、まずは主要データをある程度幅広く計測し、データを蓄積することが必要になります。初回の現状分析に関しては、ノウハウを持った外部コンサルタントへご相談頂くのが成功への近道かもしれません。
5.訪問者がサイトにとって好ましいユーザーであるのか分かりません
「Web サイトに無関係な検索ワードでの進入はないか」、「特定のアフィリエイトサイトからの異常なリピート訪問はないか」、「会員向けページに対象外の新規訪問者が大量に流入していないか」など、リンク元ドメインや接続元 IP アドレス、新規リピーター比率などから確認しましょう。各進入経路別に直帰やコンバージョン状況も把握したいところです。
6.失敗するのが怖く、サイトの改善施策に踏み出せません
昨今 Web 制作費用の節減傾向が強く見られます。サイト改善を実施する前から Web 制作の成否は分かりませんので最小限のリスクで済むよう、初めは簡単な改善施策を試すと良いでしょう。
また、定量データに基づいた問題点の洗い出し、適切な施策を検討することが出来ていれば改善確度は格段に上がります。時には若干の失敗もありますが、失敗理由を正しく把握して繰り返さないようノウハウとして蓄積すれば無駄にはなりません。
7.Web サイト改善にあたり、どこから着手すべきかの優先順位が付けられません
まず集客、回遊、コンバージョンプロセスの何処に最も大きな問題が含まれているのかを把握し、小さな改善で大きな効果を得られるポイントから優先的に着手しましょう。
例えばサイト全体進入に対する直帰率が8割もあれば、まず集客方法や玄関となっているページを見直す必要があります。Web サイトの回遊性に問題が見られた場合、致命的なボトルネック箇所を突き止めることが重要です。例として【ページA→B→C→D】での遷移率がA→Bは7割、B→Cは3割、C→Dは8割であった場合、まずB→Cの遷移率改善が必須です。どこから着手するか迷われた際にはアクセス解析を活用した優先順位付けをしてみましょう。
8.予算が少なく、大幅な改修は出来ません
単なるボタンの配置や配色の変更、テキスト修正が大きな効果に繋がる場合も多くあります。Web サイトの改善には、定量データに基づきPDCAサイクル(Plan-Do-Check-Analyze)を回すことが重要です。大掛かりなリニューアル時には、それ以前に実施した細かな修正をした際の数値変化データは必ず役に立ちます。いま簡単に出来る施策の中にも素晴らしい成果に繋がるものは必ずあるはずです。
9.Web サイトをリニューアルしましたが、効果が出ているのか分かりません
平日と週末の数値増減を考慮した前後比較の期間を設定し、サイト全体とリニューアル部分の数値比較をすると効果を測りやすくなります。改修箇所への進入傾向、通過ユーザーのコンバージョン率などを見るのが一般的です。
10.他にすべき業務があり、分析に割く時間がありません
他の業務の片手間でアクセス解析に携わっている方も多い現状、分析する時間を極力減らしたいところです。そのためには適切な KPI(重要業績評価指標)と分析ポイントの設定、分析ツールの選択と設定が必要です。
また、短時間で数値変化を把握するためのトレーニングも効果的です。アクセス解析を正しく活用出来れば業務効率化にも繋がります。
多くのお客様から頂くご質問とその解決策を紹介させて頂きましたが、日頃お悩みの事項はございましたでしょうか?このお話しが少しでもお役に立てれば幸いです。


