サイトリニューアル講座
(6)サイトマップでユーザー導線をつくる
大熊一美
ユーザーは、サイトに訪れたときたくさんの情報の中から自分が必要な情報ページを選択し、階層をたどって目的のページにたどり着きます。その流れを「ユーザー導線」といいますが、その導線がしっかりと設計されているかどうかが、リニューアルの重要なポイントとなります。
しかし、往々にしてユーザーはサイト制作者の意図とは全く違った行動をとるもので、ユーザーを目的ページまで導くナビゲーションを設計するのは以外と難しいものです。様々なユーザーのニーズや行動パターンを想定しながら、適切なユーザー導線を引いていくこと、たくさんの情報を適切にグルーピングし、ユーザーを迷わせず、クリックしてほしいページに注意を向けさせることが必要です。
そのため、まずはサイト構成を俯瞰できる「サイトマップ」をリニューアルの初期段階で作成してみましょう。
「サイトマップ」は、サイトがどれくらいの規模で、どのようなコンテンツから構成されているか、またコンテンツ同士がどのような関連性を持っていて、各コンテンツにどのような情報が含まれているかが一目で把握できるようになっていることが重要です。それを踏まえた上で、2つのポイント「コンテンツをつなぐリンクの線」「コンテンツのラベリング」を考慮し作成します。
コンテンツはシンプルなツリー形式で表記させることが一般的ですが、各コンテンツをつなぐ線の形式や色でリンクの種類を区別することが1つ目のポイントとなります。リンクの種類はグローバルナビゲーション、ローカルナビゲーション、コンテキストナビゲーション、ボタンやバナーなど目的リンクなどがありますが、コンテンツをつなぐリンクの線を区別し作成することで、ユーザーがどういう経路で目的のコンテンツまで辿り着くのかという「ユーザー導線」をサイトマップ上で整理できるのです。
2つ目のポイントは、各コンテンツのラベリングです。ユーザーの目的を満たすコンテンツ(情報)をサイトに備えていても、コンテンツ名がわかりにくくければ、幅広くユーザーに利用してもらうことはできず、目的を達成する前にサイトからの離脱を招いてしまいます。サイトマップをみながら、論理的なコンテンツの分類がされているかどうか、ユーザーが迷ってしまうようなラベリングされていないかを確認していきましょう。サイトマップを使ってラベリングを行うことで統一感も出てきます。
リニューアルのはじめに、「サイトマップ」をこのように作っていくことでサイトの構成が固まり主要導線の簡単なシミュレーションも行えます。


